すべての人のウェルネスを願って日本で開発された、ヒーリングシステム CS60

2026/01/15

Newsletter Vol.354

CS60ニュースレター 雪下明子さん(後編) 触れる前に、もう始まっている


CS60は「痛い」「強い施術」と思われがちですが、雪下明子さんの使い方は少し違います。 からだが警戒を解き、受け取れる状態になること。その前提が整ったとき、CS60は最小限の介入で、深く届くといいます。 イールドワークとCS60を組み合わせる理由、その根底にある「場」と「共鳴」の感覚について詳しく伺いました。

―サロンを始める流れの中で、CS60とはどのように出合ったのでしょうか。

雪下:イールドワークの開発者で師匠でもある⽥畑浩良さんのワークショップがきっかけです。調子が悪かったモデルの方に、田畑さんがCS60を数分当てたら、顔色が一気によくなって。 「これはすごい!」と驚きました。
後日知人にその話をしながら「あ、CS60も取り入れようか」と頭に浮かんだのと、知人に「雪下さんもやればいいじゃない。もう一つツールがあったら強いよ」と言われたのとほぼ同時で(笑)。翌日には申し込んでいました。

― 決断が早いですね(笑)。でも、CS60は「痛い」というイメージを持つ人も多いですが……。

雪下:私自身、痛いのが本当に苦手なんです(笑)。だから私のサロンでは、必要以上に圧をかけないように気をつけているのはもちろん、お客様によっては「イールドワーク」と「CS60」を組み合わせることで、痛みを最小限に抑える工夫をしています。

―具体的にはどういうことでしょうか?

雪下:からだが「警戒モード」のときにいきなりCS60で施術しても、からだは防御してしまって、奥まで届かないんです。 だから、まずはイールドワークのアプローチで「ここは安全だよ」とからだに伝えて、警戒心を解いてもらう。からだが「受け取れる状態」になってからCS60を使うと、最小限の刺激で、すごく反応がよくなるんです。

―「からだの準備運動」をしてから施術するようなイメージですね。

雪下:そうです。実際に、イールドで深く緩んだ後に施術をすると、「からだの応答性」が全然違います。私自身も経験があって、自分でCS60をしたり、他の施術を受けても、その時はいいけど効果が持続しないことがありました。その後イールドのワークショップに参加して体の警戒心が解けたあとに鍼を受けたら、すごく効いたんです。

ー同じことをしていても、受け取り方が違うということですか。

雪下:気持ちのうえでは施術を受けようと思っていても、長年サバイバルモードで生きてきた「からだ」は警戒しています。その無意識の緊張をほどいてもらうのが、私のアプローチですね。

─ お話を伺っていると、雪下さんの施術者としてのスタンスは独特ですね。

雪下:そうですね。私がベースにしているイールドワークでは、何かを「している」というより、施術者がどう「在る(ある)」かを大事にしています。 私が緊張していたり、呼吸が浅かったりすると、相手のからだも共鳴して緊張してしまう。だから私は、常に自分の重心や呼吸をモニターして、できるだけ力みなく偏りのない状態でいるようにします。

─ 施術者がくつろぐことで、相手もくつろげる。まるでお互いの体が鏡のようですね。

雪下:日常生活でも、殺気立っている人のそばにいると自分まで緊張したり、逆に穏やかな人の隣だとホッとしたりしますよね。あれを意図的にやっている感覚です。野良猫も、人間が「捕まえよう」と構えると逃げますが、人間が地面に座ってぼーっとくつろいでいると、いつの間にか横に来ていたりしますよね。あんなふうに、私が「何もしないで、ただ心地よくそこにいる」ことで、相手の体が自然と安心し始めるんです。

ーすごく興味深いです。ニュートラルな状態を作って、そこからどこに向かうのでしょうか。

雪下:イールドワークの正式名称は「イールディング・エンボディメント・オーケストレーション」で、目指すのは体の各部がオーケストラのように調和して動ける状態です。 腰が痛いから腰を治す、ではなく、からだが安心することで、内側から自然と調整が始まる。そうやって、その人が本来持っている力が発揮されて、自分にくつろげるようになっていく姿を見るのが、私は大好きなんです。

─ 「安心すると自ら整いはじめる」というのは、希望が持てる言葉ですね。

雪下:何か別の人になる必要はなくて、元々持っていたものが自然に現れてくるだけなんです。これからも、そのお手伝いができれば嬉しいですね。

(おわり)

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