今回お話を伺ったのは、2019年にフェローシップに加入された田代文子さんです。車椅子のご主人とともに、福山の施術会に参加された田代さんに、CS60との出合いを聞きました。
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―田代さんがCS60のことを知ったきっかけは何ですか?
田代:2015年の12月13日に、夫が急に倒れたのです。彼はクレー射撃が趣味なんですけど、プレイが終わったあとに急に銃を落として、ベンチに座りこんでしまいました。「おかしい」と周囲の人が気づいて、すぐに救急車を呼んでくれたのです。お医者さんもその場にいたので、救急車がくるまで応急処置をしてくれて……。
―すぐに医療的な措置ができたのは不幸中の幸いでしたね。
田代:そうなのです。倒れた当日は後遺症もなさそうで、「よかったね」と話していたのですが、翌日から原因不明のまひがでてしまったんです。入院している間にありとあらゆる検査をしましたが、原因が見つけられず、左半身にまひが残り、車椅子となりました。主人がこういう状況なのを知って、フランスのニースにいるCHIEKOさんが、「CS60というものがあるよ」と電話で教えてくれたのです。
―フェローシップのCHIEKOさんには以前お話を伺ったことがあります。つながりがあったのですね。
CS60ニュースレター Vol.64 CHIEKOさん(前編)
https://web003.heteml.net/cs60com/newsletter-vol-64/
田代:そうです。最初はCS60のことを聞いても、「そうなんだね」と軽く流してたんですけど、一生懸命すすめてくれて「広島にもサロンあるよ」と教えてくれました。当時広島のサロンは1カ所だけで、3カ月先まで予約がとれなかったのです。そのことを伝えたら、CHIEKOさんがカンヌ国際映画祭で出会った岡田さんを紹介してくれました。
―フランスと日本を行ったり来たりされている岡田晃幸さんですか? 彼にも以前インタビューさせていただいたことがあります。
CS60 ニュースレター Vol.62岡田 晃幸さん(前編)
https://web003.heteml.net/cs60com/newsletter-vol-62/
田代:その岡田さんがたまたま広島にいるときに、「僕でよかったら」と言って家に来てくれたのです。何度も来てくれて、ときには3~4時間もかけて、ボランティアで施術してくれました。
―親切な方ですね。何か変化は見られましたか?
田代:主人の左手はずっと握った状態で固まっていたんですけど、指が開くようになったので、「これは続けたほうがいいな」と思いました。
(つづく)