今回のゲストは、山形県の鶴岡市で「こころ ころ」というサロンを経営している、橋恵美さんです。多発性硬化症と医師に診断されながらも「きっと良くなる」という希望を胸に、治療や施術に励んでいる橋さんにお話を伺いました。
―橋さんは杖をつきながら歩かれていますね。お怪我されたのでしょうか?
橋:私はもともと多発性硬化症という病名で病院に通っていました。
でも、自分の中では「これは病気じゃない。だから何か治す手立てがあるはずだ」と思っていたんです。
―どうして「病気ではない」と思われたんですか?
橋:何度かMRIの画像診断をしたのですが、病巣が確認できなくて……。
主治医は「おかしいね。たまたまかな」と言いながらステロイド注射をしてくれましたが、だんだんと「これは本当に多発性硬化症なのだろうか」という疑問が大きくなってきました。
その頃から、レイキヒーリングなどの補完医療を調べては試すようになったのです。
―いろいろ試してみてどのような変化がありましたか?
橋:受けたその日にすごく良くなったのですが、しばらく経つと元に戻るというような状態を何度も繰り返しました。
私の中に、「良くなることを妨害しているものがある」と感じて、とにかく「これは良いよ」と勧められるものは片っ端から試すことにしたんです。
その中の一つにCS60がありました。
―CS60を知ったきっかけは何ですか?
橋:2022年の西村先生と藤原直哉さんとの「健康立国対談」です。
動画を見てすぐに山形県でCS60を体験できるところを検索して、佐藤直美さんのサロン「パーリジャータの木」に電話をかけました。
施術してもらったら体がすごく軽くなって、何度も通うようになったんです。
―良い体感があったのですね。施術を受けるだけではなく、ご自身でもCS60を持とうと思った理由は何ですか?
橋:1週間に2回くらいサロンに通ってたんですけど、やっぱり金銭的にも大変じゃないですか。佐藤さんに相談したら「ご自分でCS60をお持ちになってはどうですか」と勧められたんです。
―最初はご自分のセルフケアのためにFLに加入されたのですね。
橋:背中など手が届きにくい箇所は今も変わらず佐藤さんに施術してもらっていますが、自分や知り合いの体調不良を改善したくて、FLに加入することにしました。
今私は杖をついていますが、もしこの状態から良くなったら、CS60を広める良いエピソードになると思っているんですよ。
―先ほどのお話で、「病気ではないから必ず良くなると信じている」とおっしゃっていました。
その考え方についてもう少し教えてください。
橋:病院に行くと「多発性硬化症は治すことができません」と言われます。
結局西洋医学で治せないと難病扱いになるんです。
ですが、私は治る、治らないというのは自分で決めることじゃないかと思います。
医者から「余命3ヶ月です」と宣告されると、ちょうど3ヶ月後に亡くなる方がいますよね。
その時周りの人は「先生はえらいね、予想がピッタリ合ってたね」と言うんですけど、そうじゃないんですよ。
本人が「自分は3ヶ月後に死ぬんだ」と決めてしまうことが問題なんです。
CS60はそういう決めつけのない優しい世界ということが気に入っていますし、これから施術者としても頑張っていきたいです。
(おわり)