前編では、鹿児島県在住のCS60のFLの桑水悠治さんが、スリランカの伝統的なリトリート施設「ウルポタ」で施術者として活動することになった経緯をお伺いしました。後編では、現地での具体的な活動内容や、CS60の可能性についてさらに詳しくお話を伺います。
─ウルポタでの具体的な仕事内容を教えていただけますか?
桑水:朝は宿泊者の皆さんと一緒にヨガをすることから1日が始まります。その後、午前と午後にそれぞれ1〜2名程度の方に施術を行います。ウルポタでは1週間以上の滞在者には週1回のマッサージが含まれているため、長期滞在の方々全員とコミュニケーションを取る機会があるんです。料理が好きなので空き時間には、現地のキッチンスタッフから伝統料理を教えていただいていました。
―CS60の評判はどうでしたか?
桑水:宿泊者の約8割がヨーロッパからいらっしゃる方々で、皆さん体への意識が非常に高いんです。CS60という新しいアプローチの施術に強い関心を示してくださり、中には週に4回も施術を受けに来られる方もいました。
特に印象的だったのは、海外の方々の豊かな感情表現です。施術後にハグで感謝を表してくださったり、日々の変化を細かく報告してくださったり。特に、施術後にご高齢の方が軽やかに歩かれる様子を目の当たりにしたときは本当に嬉しく感じました。
―やりがいを感じる瞬間ですね。桑水さんがCS60を始めたきっかけについても教えていただけますか?
桑水:高城剛さんのメールマガジンでCS60を知り、「これなら海外でも仕事ができるかもしれない」という直感がありました。
―世界で活動するというイメージは当初からあったのですね。実際に活動してみていかがでしたか?
桑水:ウルポタでの滞在中、20カ国以上からいらっしゃった方々に施術させていただき、多くの方に喜んでいただけました。この経験を通じて、「CS60は確実に世界で通用する」という確信を得ることができました。
―言語や文化の壁を超えて、体の変化を実感できるCS60は、確かにグローバルな可能性を秘めているのかもしれません。
桑水さんのように海外で活動したい方へのアドバイスをお願いします。
桑水:最も大切なのは、自分の想いを持ち続けることだと思います。私の場合、最初にウルポタを訪れた際、ゲストとして施術をさせていただく機会があり、その際の反響の大きさに手応えを感じました。その経験と「もっと滞在したい」という想いをオーナーに率直に伝えたことが、今回の長期滞在のきっかけとなりました。
―CS60を常に携帯して、出会う人々に施術する機会を作ることが、新たな可能性を開くということですね。最後に、今後の目標をお聞かせください。
桑水:旅をすることが大好きなので、CS60と共にさらに世界各地を巡り、この素晴らしい手技を広めていきたいと考えています。その活動を通じて、より多くの方々のお役に立てることができれば、これ以上の喜びはありません。
(おわり)