
- 2025/10/23
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Newsletter Vol.342
CS60インタビュー 鈴木晴美さん 圧迫骨折からの回復とCS60との出会い -

今回インタビューしたのは、4本の圧迫骨折と一年以上の固定生活を送った鈴木晴美さん(70歳)。「もう一生このままだ」と思っていた背中が、CS60施術を重ねるうちに少しずつ伸び、歩くのも楽になったといいます。 長い不調のトンネルをどう抜けたのか、その経緯を伺いました。―鈴木さんは圧迫骨折をされたと聞いていますが、どんなきっかけだったのでしょうか?
鈴木:交通事故とかではないんです。通販で扱っている、背骨の両脇をローラーが上下して動く健康器具を使っていたんですよ。「背骨をケアすると内臓にもいい」と聞いて、毎日1時間の運動を3回ほど続けたら、ある朝、起き上がれなくなって。背中にビリッとしびれが走りました。
―まさか、それで骨折を?
鈴木:最初は「ぎっくり腰かな」と思って、病院にも行かずに放っておいたんです。もともと病院に行く習慣がなくて、「しばらくすれば治るだろう」と思っていました。ところが3ヶ月経っても痛くて。ようやく整形外科に行ったら「背骨4本潰れてます」と言われました。胸椎11・12番、腰椎1・2番。そりゃ痛いはずですよね(笑)。
―4本も? それでも日常生活は送れていたんですか?
鈴木:なんとか送れていましたが、座っているのがつらくて、正座もあぐらも続かない。前屈すると少し楽だったので、つい前かがみばかりしていました。
ほんとは圧迫骨折の人は前に曲げちゃいけないらしいんですけどね。―それで背中が丸くなっていったんですね。整形外科ではどんなことを?
鈴木:「コルセットをつけるしかない」と言われて。最初は3ヶ月くらいの予定だったのが、不安で外せなかったので、一年近くつけてました。コルセットがないと上半身を支えられないから、ちょっとした荷物でも後ろに倒れそうになるんです。腰から首元まで長さのある鎧みたいな硬いタイプで、体をひねるのも難しかったですね。
―長い間、体がガチガチに固定されていたんですね。一日中着用していたんですか?
鈴木:寝るとき以外はほとんど着けっぱなし。筋肉も使わなくなって衰えたのか、体幹がグラグラする感じでした。身長も152センチから144センチに縮んだんですよ。背中が丸まって上を向けない。高いビルを見上げることすらできなかったんです。
―大変でしたね……。折れた骨を再生するために、骨量を増やす注射もされたとか。
鈴木:それがまた大変で。打つとしばらくして心臓がドキドキするんです。15分以上動悸がおさまらず、救急車を呼んだこともあります。病院では「副作用じゃない」と言われたけど、どう考えても体に合わなかったんでしょうね。
結局8ヶ月続けた後、自分の判断でやめました。―それでも8ヶ月は動悸をこらえながら打ち続けたんですね。CS60に出会ったのはそのあとですか?
鈴木:整形外科での治療を終えたあと、体のケアとしてCS60を受けてみようと思ったんです。西村先生の本を読んで、体に長年溜め込んだものを出せたらと思って、去年の1月に青山サロンへ来ました。まだコルセットをつけたままでした。
―初めて受けたときは、どんな感覚でしたか。
鈴木:正直びっくりしました。血流がよくなって、長年のこわばりが少しずつほぐれていくような実感があって。これまで病気ひとつしなかったのが不思議なくらい、いろんなものをためていたんだなって思いました。
―施術を続けているうちに、体にどんな変化がありましたか。
鈴木:歩きやすくなりましたね。前は信号が点滅すると止まっていたけど、今は走れます(笑)。コリがほぐれたおかげで背中の丸まりも少しずつ伸びて、触ると前よりまっすぐになってることがわかります。姿勢が変わると気持ちまで明るくなるんですよ。
―いまはどんな生活を?
鈴木:買い物も自転車をやめて歩くようになりました。歩くのも楽しいです。
ただ「重い荷物は背骨に悪い」と言われて、両手に荷物を持つのをやめて、カートを引っ張るようになりました。無理せず、少しずつ筋肉を戻していこうと思っています。最初は「潰れた骨は治らない」「仕方ない」と諦めていたけれど、サロンに通ううちに、体を動かすことへの前向きな気持ちが戻ってきました。―現状維持が精一杯、というところから少しずつ変わってきたんですね。

鈴木:おまけに、白髪の根元が黒くなってきたんです。美容院で「内側のほうが黒いですね」って言われて喜んでいます(笑)。顔まわりの2〜3ミリくらいが黒くなって、だんだん幅も広がってきました。偶然かもしれないけれど、嬉しい変化でした。―素晴らしいシェアをありがとうございます。これからの目標はありますか。
鈴木:特別な夢はないんです。ただ「死ぬまで元気でいたい」。病気も怪我もしないで、自分のことは自分でやれるうちはやりたい。それがいちばんの願いです。
(おわり)
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