
2026/07/02
Newsletter Vol.377
CS60 INTERVIEW 不安にならないお金との付き合い方。上田 奈々子さんインタビュー(後編)ダブルワークの良い点は、収入面においての不安材料が減ること。また、新たな知識やスキルが身につき、キャリアの幅が広がる可能性も。上田さんにとってデメリットはあるのでしょうか。前編に続き、お話を伺いました。

– 現在 2人でサロンをされていますが、最初から一緒にやって行こうと話していたのですか?
上田:はい、場所も良いタイミングで見つかり、2人だったら出資も半々だから負担も少ないと思ったんです。
– 素敵な雰囲気ですね。内装も自分たちでされたんですか?
上田:ここはリノベーションマンションなんですけど、元は建築事務所が入っていました。手狭になってきたので引っ越します、とおっしゃったので、そのままお借りしました。コンクリートの壁や木の棚もそのままなんです。
– 初期費用の負担を減らせたのは大きいですね。さて、ダブルワークのメリットはどんなところでしょう?
上田:やはり収入が安定することですかね。サロンで思った売上がない時も、もう一つの仕事で収入を確保できているので、お金の不安を減らせることはとても大きいと思います。また、それぞれの接客を通して新しい知識が身につき、良い気分転換にも繋がります。
– 逆にデメリットはありますか?
上田:私の場合は、全くありません。1つにしてしまう方が自分の性格に合ってないですし、収入が減ってソワソワすることもありません。スケジュール管理に悩む方が多いかもしれませんが、あらかじめ出勤日を決めているのでその不満もありません。
– 掛け持ちになると仕事の情報量も倍になるかと思いますが、そこに苦労はなかったのですか?
上田:それを苦労だと思わず、学んできたことの延長だと思っています。私の好きな「ヤムナボディメソッド」は身体の持続可能性を探求し、自らの身体の声を聞いて、自分で整えることができるように考えられたもので、そこで学んだことも施術で活かされています。例えば、肩コリであれば脇の内側から解していくんです。それが応用されるし、アパレルの接客で培った対人関係も施術の際にプラスになっています。
サロンは、ほぼ接客業になると思うんです。信頼関係が大切で、聞く力が必要です。皆さんどういうことに悩まれていて、どういう生活スタイルで、とか。だからここが気になるとか、コリではなく内側の不調の方もいるので。どこをどう聞きとるかは接客業が活きています。施術に集中したいお客様には少し距離を取ることも大切ですし、感覚的にお客様が何を求めているのかを感じ取れていることはすごく良いことだと思っています。
– 最後に、これからCS60をやって行きたいと思っている人にメッセージをお願いします。
上田:オープン当初は、予約してくださったお客様に応えるため、目の前のことだけに集中してクタクタも分からないままやっていました。数を重ねて分かってくることでもありますが、最初から自分のペースを持っていた方が後々疲れないと思います。ダブルワークの方が体も休まるし、違う世界の知識も得られるという利点がありますので、こういう選択肢もある、ということを伝えられればと思いました。
最初からサロンを開くというのは、少しハードルが高いかもしれません。今はいろんな方法がありますよね。定期的にレンタルルームや公民館で試してみることも最初の一歩としてお勧めです。やり方は無限にあると思いますので、自分のやりたいシステムを作りながら、徐々に調整しながら、やってみてはいかがでしょうか。
(おわり)