今回は、CS60チームがインド遠征のときに大変お世話になった、(株)レオナールドインターコミュニケイションズのC.M.カプールさんにインタビューしました。
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―カプールさんがCS 60を知ったきっかけは何ですか?
カプール:私の仕事はメディアコーディネーターです。
ある日CS60のメンバーの方から、「ダムラサラで、チベット仏教のお坊さんたちに施術させていただきたい」というご相談がありました。打ち合わせのときに初めて、CS60というデバイスのことを知ったのです。ダムラサラには私も同行しましたが、そのときは半信半疑でした。
―施術はどんな様子でしたか。
カプール:お坊さん達をいやしているのを見たときには、まだ本当かどうかわかりませんでした。その後、街に出て路上でたくさんの人に施術をしました。みんな満足した表情で、頭を下げて先生の足を触っていたのです。
―足を触る?
カプール:それはヒンドゥー教の人々が目上の人や尊敬している人に対して、敬意を表すときにする挨拶です。一般の人がみんなそうしているのを見て、「CS60には何かあるのかな」と思いました。
―カプールさんも施術を受けましたか?
カプール:はい。最初はダムラサラのレストランで西村先生に呼ばれて。
けっこう痛くて、いじめられましたよ(笑)。
そのあと、西村先生たちと別れて、別件のロケーションハンティングで砂漠のほうに行きました。そこで疲れからか激しいめまいに襲われたのです。
2週間めまいが続いて、「日本に帰ったらすぐにCS60を受けにいったほうがいい」と同伴者からアドバイスを受けて、飛行場から直接青山の本部に向かいました。CS60を受けて家に帰ったらめまいがおさまっていて、念のために行った耳鼻科でも「異常なし」という診断でした。それで少し信じるようになったのです。
―なるほど。その次のタイミング、2019年10月にインド各地の村をまわることになったのですよね。
カプール:はい。ダムラサラで過ごした最後の晩に「他にインドで施術できるところはないか?」と相談されました。私はマハラジャ殿下から信頼していただいているので、「殿下の紹介で村人達を施術してはいかがですか?」と提案したのです。
―カプールさんは、マハラジャ殿下とお知り合いなのですか?
カプール:そうです。殿下が40年前に日本にいらしたときに、インド大使から紹介していただきました。そのとき「何かあったら、たずねてきてもいいですよ」と言っていただいたので、たびたびお世話になっています。
(つづく)