
- 2020/10/29
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Newsletter Vol.82
CS60ニュースレター 斎田文子さん(後編) 青山のサロンに毎週通われている会員の斎田文子さんは、5年前に大病を患い、主治医からは余命半年と宣言されました。それからどのようにご自身をケアされたのか、西村先生と一緒にお話を伺いました。
斎田:私はすごくラッキーなんだと思います。本当ならあんな田舎に住んでいて、CS60に出会うはずがないのですから。
―どこにお住まいなんですか?
斎田:千葉県の香取市です。CS60には導かれている感じがしますね。自分でも飛び込んで行きますけど。「現状維持できるんだったら何でもしよう。それで悪くなったらなって仕方ない」と思っています。
西村:本人は抗がん剤で苦しい思いをするのではなくて、自然に生きた結果、そのまま重症になっても悔いはないという感覚でしたよね。最初からそういう気構えがありました。
斎田:お医者さんに任せて治るならいいですが、抗がん剤治療を続けても日常生活ができなくなるじゃないですか。寝たきりになったり行動が制限されたりするから、それは嫌だなと思いました。普通の生活ができる状態でなるべく、長くいたいなと。
―5年前の段階で余命半年だと宣告されて、その後いかがですか。
斎田:ずっとこんな感じですね。私の肺には、ピンポン玉やビー玉くらいの大きさの腫瘍が両方に10個ずつくらいあって、それより小さなものが無数にあるのです。肺の中ががんの巣になっています。今も時々検査を受けて、大きくなったものは放射線で取っています。そうすると周囲の細胞がダメージを受けるので、あくまでもこれは個人的なイメージですが、そのダメージをCS60で癒してもらうという感じです。
西村:放射線治療をした後に、CS60で施術すると、肉や爪、髪を焼くような匂いが出てくるんです。
斎田:周りから「臭い、臭い」と言われます(笑)。5年のうち何度か放射線治療をして、毎回CS60にお世話になっています。
―がんの痛みはないのですか。
斎田:ないですね。普通の生活ができないということはまったくないです。周囲の方からは「全然病気のように見えない」と言われます。
―本当にお元気そうなので、言われないとわかりません。ある意味がんと共存できているということですよね。
斎田:共存共栄です。がんがあっても、普通の生活が出来れば、それでいいと思っています。
西村:血液検査はどうですか?
斎田:腫瘍マーカーは、腫瘍が大きくなったときには上がります。それ以外は、平常値ではないですけど、少し高めというくらいで収まっていますね。
―お医者もびっくりされてるんじゃないですか?
斎田:最初にお医者さんにお話したりしたら「それは僕もほしいな」とおっしゃっていました(笑)。
西村:でも、いい病院だよね。「抗がん剤治療をしなければ検査しません」というところも多いですから。斎田さんが図々しいのかもしれないですけど(笑)。
斎田:生きるためなら何でもします。
―でも抗がん剤はしないのですね。
斎田:しないです。結局周りの人を見ていても、一時的によくなると思うんですけど、完治しない限りまた悪くなるのです。そうするともっと強い薬になって、抗がん剤もできない状態になって、みんな苦しんで亡くなっちゃうじゃないですか。そういう生活をしたくないなと思って。
―ただ生きるのではなくて、「自分らしく生きる」ということを大事にされているのですね。ずっと週1で通って来られて、調子はいかがですか。
斎田:おかげさまでまだピンピン生きています。先生には足を向けて寝られません。先生は2月ごろに香取市まで来ていただいたことがあるのですよ。
西村:ひどい強風の日で土埃がすごくて、真っ白な犬が茶色になっていました(笑)。僕は子どものころから、そういう土埃の中に飛び出したり、蚊の塊に突っ込んだりするのが好きなんです。
斎田:その日は本当に風がすごかったですね。そこで十数人施術していただいたこともあります。
―斎田さんはご自分のCS60をお持ちなのですか?
斎田:私は持っています。家族と自分のために使うことはありますが、お仕事にはしたくないかな。
―ご自身のCS60をお持ちなのに、毎週青山に通って来られる理由は何ですか。
斎田:ここのスタッフさんはすごく優秀なので、施術していただくとすっきりするし、安心感もあります。自分でケアすると、70%くらいのパワーなんですよね?
西村:自分には甘くなるからね。痛いところは届かないフリしたりね(笑)。僕は最初のころ、斎田さんは続かないんじゃないかと思ったんですよ。あまりにも痛そうでしたからね。
―西村先生は容赦ないですからね。
西村:僕はもう良くしたい一心だからね。「ここだ!」という手ごたえをあるとそこに集中しちゃうんです。
斎田:先生やスタッフさんのそういうお気持ちも伝わります。自分も病気をしているので、居心地のいい場所に居心地のいい人といたいと思っているのです。ストレスの溜まることはしたくありません。このサロンはすごく居心地のいいところなので、毎週来たくなるのです。
西村:斎田さんはただ生きているのではなく、若々しく楽しそうにしているところがいいよね。
(おわり)
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