前回に引き続き、東京ビッグサイトで行われた「第40回 健康博覧会2022」の2日目の会場の様子をレポートします。
健康博覧会のブースでは、ふだんの施術会とは違い、体験してくれる人を自分で見つけなければなりません。「CS60って何?」という知識0の人に対して、どんな言葉をかければいいのか、それぞれ趣向をこらしているようでした。
例えば、岡山のFLの田中晃一さんはCS60を見せて「CS60は掃除機のようなものです」と伝えていました。興味をひかれた方には、その場でどんどん体験していきます。
初対面の人と話すのが好きという田中さんは始終ニコニコしながら施術していました。
ブースの前を通りかかる人の多くは新しい商材を探しにきたビジネスパーソンです。デスクワークで肩や腰にコリが感じている人や、一日中歩き回って脚に疲れがたまっている人がたくさんいます。施術を体験してもらうと、短時間でも効果を感じられたようです。スーツ姿の若い営業マンは、「脚が軽くなったので、今日一日がんばれそうです。休憩なしで歩き回るので、また疲れたら寄りますね」と言って笑顔で去っていきました。二日酔いが残っているという40代の男性は、肝臓のあたりを施術されると、少し痛そうな表情でした。終わった後は「頭がスッキリしました」と言って、また営業活動に出かけていきました。
ご自身の健康に悩みを抱えており、解決策を探している方もおられました。最初は顔色が青白かったご高齢の男性は、施術されている間じっと目を閉じていました。目を開けたときに、「体が熱くなってきました」と呟きます。マスクから見える頬が桜色になってきています。「さっきとは別人みたいに顔色が良くなっていますね」と話しかけると、「なんだか体の内側から熱くなってきているみたいです。いろいろマッサージをしましたけど、これは温泉に入った後みたいに血行が良くなります」とおっしゃっていました。
パーンキンソン病で筋肉が萎縮してきているという男性には、本部の岡本博成さんが「手が動かないと思って使わないと、ますます動かなくなっちゃいます。『できる』と思って動かすことが大事ですよ」と優しい口調で話しながら、マッサージするように手や脚を施術していました。この男性は「脚が少し上がるようになった」と言い、日常のケアに取り入れるためにサロンリストを持って帰られました。
徳島県のFL、三木万紀子さんに普段の施術との違いについて聞いてみました。
「いつもはCS60に興味がある方がサロンや施術会にいらっしゃいます。今日体験される方々は、イスに座ってから『これは何ですか?』と質問するので、普段とはまったく違います。毎回CS60について説明するので、本当にたくさんしゃべらないといけません。喉がカラカラになります(笑)。でも少しの時間でも抜けやすいというか、効果を感じやすい気がします」
他のFLの方々も、大勢施術する中で手応えを感じたようです。積極的に通行人に声をかけては、いろいろな場所で施術していました。
ブースを見守る西村先生は、「盛況でよかった。来年も参加する予定ですし、どんどん規模を大きくしてきます。そうやってFLさんが希望を持てるようにしたいですね」とおっしゃっていました。今回の健康博覧会でもたくさんの出会いがあったので、そこから新しい展開が生まれるのが楽しみです。
(おわり)