2022年7月14日(木)、山梨県富士吉田市の「ふじさんホール」で、CS60の 15周年を記念し、西村光久先生のスペシャルトークイベントが開催されました。そのレポートをお伝えします。
mail_lineimg_640
トークイベント当日。本部スタッフは数時間前から舞台入りし、音響チェックなど念入りなリハーサルを行っていました。スタッフはみんな真剣な面持ちです。
受付時間になると、続々とお客様が入場。
オープニングは、CS60の活動を振り返る動画です。
国内各地の施術会の様子を編集した動画で、これまで西村先生がどれほど多くの人たちを癒してきたのかが感じられる時間でした。
動画が終わると、おかみさんこと松橋恵美子さんの挨拶です。
「CS60は誕生から15年を迎えました。医学の長い歴史から考えると、CS60はまだ赤ちゃんのような存在です。しかしCS60の1年は、10年くらいの重みがあるものです。
すべてのものごとには始まりがあるように、CS60も無名のころがありました。
そのときに応援してくださったたくさんの方々、本当にありがとうございます。
とくに富士吉田のあたたかな方々から応援をいただきました。
本日講師にお招きしております、山口隆行先生と、世界的に有名なミュージシャンである瀬戸龍介さんは、まだ先の見えない時代にご声援してくださった方々です」
おかみさんの挨拶が終わると、スーパーマンの音楽とともにスペシャルゲストの山口隆行先生、瀬戸龍介さんが入場、そして西村光久先生が登壇されました。今回は三者が鼎談するトークイベントです。
山口先生は、昔富士吉田の学校に勤めていて、教員を34年しています。歴史の勉強をしているときに、山中湖にいた天才哲学者のことを聞いて導かれるようにしておかみさんに出会い、その後CS60を広めてくださった方です。
瀬戸龍介さんは、日本の音楽界を牽引する世界的なミュージシャンで、今は富士山にスタジオを移し、音楽、農業、ビジネス、そして執筆にと多岐にわたり活躍しています。彼は蕎麦屋「松扇」で西村先生に喉の施術をしてもらった時、「泣くほど痛かった代わりに、生まれ変わったようにスッキリした」と話します。
そんな西村先生、瀬戸さん、山口先生の3人のスペシャルトークは、ここだけでしか聞けないようなオフレコの話もたくさんあり、聴いている方は熱心に耳を傾けていました。
話題の一つに、「細胞同士はテレパシーのようなものを発して連絡を取り合っている気がする。これが人間同士の関係にも影響しているのではないか」というものがありました。一部抜粋してご紹介します。
西村: 僕が昔会った人で、理由はわからないけど70歳まで友達がいない人がいたのです。仕事でも誰も話しかけてくれないので孤独を感じていました。
彼に施術をした翌朝、7時ごろ電話がきて「急に仲間ができた。仕事場のみんなが声をかけてくれました」と泣いて喜んでいました。
これは僕のイメージですが、これまでは彼の中の細胞のつながりが弱くて、他の人に情報を発信できない、ということが起こっていたのかなと思いました。
山口:私も学校教育の現場で見てきた中に、周囲と調和がとれていない子がいました。楽器に例えるとうまく音が出ない、あるいは出ているのに不協和音になってしまう印象です。CS60で施術すると、その人本来の美しい音が出てくるイメージを持っています。だから音楽の世界にも近いものがあります。
瀬戸:音楽を演奏するときは無心ですよね。何も考えていないというところが大事だと思います。何か考えたとたんにブロックされると思います。考えると、過去のデータに基づいて生きる人生になってしまうのです。
西村:瀬戸さんはスタジオで水がチョロチョロ流れる音をずっと聞いている人なのです。そのくらい無心ではないといけません。
山口:たしかに、家族に施術しているときに手を抜いてテレビを見ていると全然効きません(笑)。愛をこめて施術する。自分と相手が一体になるというのが大事です。
無償の愛を交換することで細胞が元気になり、人間関係も良くなると思います。
3人がそれぞれの視点から発する「CS60で心や体はどう変わるか」という話に、会場の人たちは興味深く聞きいっていました。1時間ほどのトークイベントが終わると、おかみさんが『Better Tomorrow』の帯に書かれている、東京大学の医学博士、神馬征峰先生の言葉を読み上げます。
「CS60とはなにか。定義してはだめだ。無垢なきもちで受け入れた人たちがおどりだし、とびはね、わらいだした……。うたがいようのない事実。そこから定義は始まる。CS60は今もなお進化している。よりよい明日のために」
それはCS60が誕生して、15年間に起きたさまざまなストーリーを思い出せる言葉でした。
最後に対談したお三方に花束を贈呈し、閉会となります。
西村先生は花束を抱えて、「本日はありがとうございました。今日は大勢の方にきていただいてうれしいです。毎年これをやろうかなと思います」とにっこり。拍手の中、スターウォーズのテーマソングで退場していきました。
(おわり)