2022年7月31日は、北海道・旭川のお寺で施術を行いました。
そのレポートをお送りいたします。
北海道、旭川空港から車で20分ほど走ったところにある「高野山 旭山寺」は、大正12年に建立された由緒正しいお寺です。今回はFLコーディネーターの中川美由紀さんがぜひ「お寺」でCS60を体験してほしいと希望し、八方手を尽くしてくれたおかげで、旭山寺の広間をお借りすることができました。
お寺に入ると、2mくらいの毘沙門天様が出迎えてくれます。その手に銀の丸いものを掲げているので、スタッフの何人かは「CS60かな?」と呟いていました。住職の渋谷良範さんによると、仏様の智慧を現す「宝塔」を手にしているそうです。
渋谷さんに、今回お寺で施術会をさせていただいた経緯について伺いました。
「CS60のことは藤原 直哉さんのYouTubeで初めて知りました。旭川のサロンを探して、中川美由紀さんの施術を何回か受けたら、全身がツルツルになったのです(笑)。彼女から施術会の会場を探していると聞いて、『広間でよければお貸ししますよ』とお約束したのが2か月ほど前です。
西村先生は、引き算をすることで本来その人が持っている性質が出てくるとおっしゃっていますが、密教も同じなのです。修行して何かを獲得するのではなく、余計なことをそぎ落とすことで本来の自分が出てきます。そういう意味では密教とCS60は通じるところがあると思います」
毘沙門天様がそびえ立つ入口から、姿が映るほど床が磨かれた廊下を歩いていくと、中庭に面した広間がありました。ここが今回の会場です。始まる前に、西村先生が北海道のFLさんにこんな話をしました。
「今日はみなさんに直感力を磨いてほしいと思います。どこに原因があるのか、1つ1つ探ってみることが大事です。CS60を持っていたら希望しかありません。がんばってください」
西村先生の励ましを受け、一丸となって会場を設営します。今回の参加者は28人です。北海道のFLメンバーを中心に施術が行われ、西村先生が各ベッドを回ってアドバイスをしていきます。
幼いころに交通事故にあって以来、後遺症が長年残っているという男性は、転びやすかったり、言葉が出づらかったりするという悩みを抱えていました。西村先生は彼にベッドに仰向けに寝てもらって、声を出してもらいながら顔周りを施術します。舌に向かって施術を続けていると、不明瞭だった言葉が少しずつハッキリとしてきたようです。
その様子を見守っていた彼の母親が、ワッと声を上げて泣きだしました。息子さんの小さな変化にも泣いて喜んでいる様子に、深い愛情を感じました。
施術後のアンケートには、ご本人が「こえがでてよかった。いたかったぜ」と記入してくれました。
今回の施術会ではお顔にタオルを乗せて口周りにCS60をかけることが多かったようです。お腹が固い方に対して歯茎からアプローチしていくと、血行が良くなり腹部が柔らかくなるという様子も見られました。
一人ひとりと真摯に向き合って施術した結果、感謝して晴れやかな顔で帰られる方がたくさんいました。北海道のFLの方々にとっても、西村先生の指導を受けて技術を向上させる良い機会となったようです。
(おわり)