今回お話を伺ったのは、ダンスカンパニー「Rousseewaltz(ル シュワルツ)」主宰で、振付家や舞踊家としても活躍されている内田香さんです。現代舞踊協会新人賞、村松賞、舞踊批評家協会新人賞などさまざまな賞を受賞して、海外でも活躍された実績があります。
―内田さんは5歳のときから踊りを学ばれていたんですよね。
内田:最初はしつけもかねて、モダンバレエの高橋なよ子先生のところで学びました。そのあと小学2年で大久保苑子先生についたのです。
私はずっとクラシックバレエだと勘違いしていたので、「いつトゥシューズがはけるんだろう?」と思っていました。
そうしたら先生から「うちはモダンダンスだからトゥシューズははけないわよ」と言われて驚いた記憶があります。
小学校6年生ぐらいで友達もたくさんいたので、そのまま続けました。
―若いころから海外に行かれて大活躍されていますが、「自分は踊りで生きていくぞ」と早くから決めていたのですか。
内田:高校生のときに初めてソロを創作して、動きや音楽、衣装を考えることに興味を持つようになったのです。
いろいろなオープンクラスやバレエクラス、ジャズダンスなどに通うようになりました。
文化庁派遣在外研修員として留学して、1年間パリにも住んだのです。
―いろいろな賞を受賞されて海外でも評価されていますが、日本に戻って、ご自身のダンスカンパニーを立ち上げた理由は何ですか?
内田: 自分が所属したいと思うところもなかったし、日本にいる仲間たちと一緒にやりたいと思ったのです。
―ご自身で振り付けや演出も含めて創作されていますが、作品のテーマはどのように考えていますか?
内田:若いときは一生懸命本を読んだり、現場を見たりして題材を探しましたが、最近は日常の中からインスピレーションを得て、自分の心象とリンクさせることが多いです。
―日常の中に面白さを見い出せるのは、感受性が豊かだからですね。
CS60に出合ったのは何がきっかけだったんですか?
内田:うちのメンバーからの紹介です。
施術してみて、体の中に詰まっているものがなくなって、自分の軸がしっかりしてくるのを感じました。
それと、体重移動をすると違和感があって、施術前はゆっくり歩くのが苦手でした。ササッと早く動く分にはあまり気にならないのですが、じっくり歩くのは避けていたいのです。
昨日、CS60で股関節を施術してもらったらその違和感が緩和されて、行きはバスだったのに施術後は歩いて帰れました。
―すごい変化ですね。
内田:もっと早くCS60と出合いたかったです。
―これからたくさん施術を受けていただければと思います。
今日は舞台のリハーサルと伺いましたが、どんな演目をされるのですか?
内田:2023年の7月11日に、「DANCE創世記2023」というイベントに出演します。
タイトルは潮汐を意味する「tide」です。
月の満ち欠け、潮の満ち引きのリズムは体のほとんどが水分からできている人の生命、心理にも何らかの影響を与えると言われています。
波のような動きの中で、そういう潮汐の神秘を表現します。
もともとは私が主催しているルッシュワルツ「結成15周年記念」の公演の演目を短くアレンジしました。
―今はこの公演に向けて練習を重ねているのですね。
最後に内田さんの目標を教えてください。
内田:ずっと踊り続けること。
何歳までかというと、寿命が尽きるまで。
最後まで楽しく舞台で踊り続けていたいです。
(おわり)