今回は、CS60のスポーツ分野の顧問を務めているパーソナルトレーナーの三浦香織さんにお話を伺いました。三浦さんは、スポーツとCS60についてどう考えているのでしょうか。
ー今日は「CS60とスポーツ」というテーマでお話を伺います。
パーソナルトレーナーの三浦さんから見て、CS60はどんなものでしょうか。
三浦:今「マッサージガン」というものが世の中ですごく人気で、アスリートも試合に持参しています。マッサージガンには、筋膜を緩めて柔軟性を上げたり、肩こりをほぐして血流を良くしたりするという効果があるんです。
CS60にもそういう役割がありますよね。
他のデバイスと比較して、どこが違うのか、どんな優位性があるのかということを示せば、スポーツの分野において訴求力がアップすると思いました。
ーたしかに、CS60は言語化できない感覚を共有している部分がありますが、効果を数字で示せたらもっとわかりやすいですよね。
CS60は緩めるだけではなくて筋肉に張りを持たせる効果も期待できます。それについてはどう感じますか?
三浦:筋肉に張りを持たせることでパフォーマンスを上げるというのは新しい試みだと思います。
スポーツ選手の場合は、全身がリラックスしていればいいというわけではありません。
「ここの筋肉は緩んでいてほしいけど、ここはある程度張りが必要」というバランスがすごく重要です。
トレーニング前に全部を緩めてしまうと、かえって力が出なくなります。
緩めることと緊張させることが、同じデバイスでできるというのは、CS60の優位性だと思います。
かつ、服を着て、立った状態でもできるのが魅力的です。
ー筋肉に張りを持たせるアプローチは他のデバイスと比べても珍しいのですね。
三浦:筋肉に意識を向けるという意味では、トレーニング時のタッピングなどがありますが、そういう効果をうたっているデバイスはほとんどないと思います。
なぜか筋肉に張りが出るのかという点については、私もわかっていないのですが、筋肉は出力を上げるときに脳からの神経伝達による電気信号を受け取っています。CS60によってその細胞同士の伝達が早くなるのかもしれません。
例えば運動経験のない方がトレーニングを始めたときに前より動けるようになるのは、運動単位の動員数が増えたということなのです。
運動単位が大きいと、一つの神経細胞を活動させるだけで、より多くの筋線維を収縮させることができるので、これまでよりも力が出せます。
ー今まで眠っていた筋繊維が使えるようになることで、運動のパフォーマンスが上がるのですね。
三浦:そんなふうに、今何が起こっているのかというプロセスの言語化は必要です。
「なぜここを狙って施術しているのか」ということを言語化できると、施術者側もその効果を出しやすくなると思います。
ーCS60とスポーツは相性がいいと思いますか?
三浦:いいと思いますが、実際にどう手にとってもらえるのかは結構ハードルがあります。
トップアスリートに「これは良いものだ」と感じてもらうには、二つのことが必要です。
一つ目は、体で起こっていることを細かく言語化すること。
二つ目は、トレーナーやコーチなど、アスリートが信頼する方に使ってもらうこと。アスリートは怪我をしたくないし「新しいものを入れて今のコンディションを崩したくない」と考えることが多いのです。最初には周辺の方々に効果を実感してもらい、彼らからアスリートの方にすすめてもらう流れが良いと思います。
―確かに、体のコンディションを熟知している方からすすめてもらったほうが、新しいデバイスは受け入れられやすいですね。
三浦:8月に出展した「SPORTEC」のイベントにはジムのトレーナーの方々もたくさん来場されていたので、スポーツ業界にCS60を広める良い一歩になったと思います。
(おわり)