すべての人のウェルネスを願って日本で開発された、ヒーリングシステム CS60

2023/10/12

Newsletter Vol.236

映画「SOMEDAYS」 公開記念座談会(後編)

前回に引き続き、西村光久先生が俳優として出演した『SOMEDAYS』の座談会をお送りします。今回は、エグゼクティブプロデューサーの西尾友子さんに映画制作の裏側について尋ねました。

―せっかくなので、映画制作の背景についても伺いたいと思います。西尾さんが最初にCS60を知ったきっかけは何ですか?

西尾:撮影が始まる前に、知人に西村先生をご紹介していただいて、監督の曽根剛さんにCS60のことを伝えたんです。曽根さんは「面白そうだね」と言ってくれて、脚本家の方が西村先生の登場するシーンを追加してくれました。主演の西尾まうさんは前からCS60のことを知っていたんですよ。CS60の施術をされるシーンでは、痛いのを我慢しながら一生懸命セリフをしゃべっていました。

―痛いのを表情に出さないのは大変そうですね。ストーリーについても伺いたいのですが、西尾さんはどうして孤児院に着目されたんですか?

西尾:私が中学生のときに、すごい大雨が降った日がありました。家に帰ると、軒下に小さな男の子がいたんですよ。寒いから家にあげてお風呂に入れたり、着替えさせたり、ご飯を作って食べさせました。私の弟にしたいぐらい可愛い子だったんです。
うちの両親が帰ってきて「親御さん心配するから、連れてかなくちゃね」ということになりました。
当時は電話のあるところが少なかったので、警察の方に連れて行ってもらったんですけど、気になって後から「あの子どうなったんですか」と聞いたんです。
そうしたら、その男の子の家に連れて行ってくれました。誰かが住んでる気配がなくて、割れた茶碗やへこんだ鍋があたりに散乱しています。男の子はどうしたのかなと思って聞いたら、近所のおばさんが、「そこの家は夜逃げしたから、あの子は児童養護施設に連れてってもらったよ」と教えてくれました。
男の子は家に一人で残されてしまったけど、すごい雨が降っていたから怖くて、うちの軒下まで来たんだと思います。
それが原点で、いまだにその子のことを思い出します。

―「あの子は今どうしてるんだろう」という気持ちが、この映画の原点になっているのですね。

西尾:当時私は、児童養護施設のことを知りませんでした。今回の映画のキャストの子たちも児童養護施設のことを知らなかったんですよ。だからみんなが知るいいきっかけになるかなと思いました。

松橋(直):今回の映画は、とても普遍的なメッセージ性があると思っています。
子供たちがいろいろな逆境を乗り越えて、兄弟、友人を信頼しながら助け合っていくということも素晴らしいのですが、深いところに親子関係があります。
親の立場で見てもいる人もいれば、子供の立場で見る人もいます。誰が見てもどこかで必ず自分と照らしあわせて、共感するところがある映画です。

西村:いろいろな事情があって児童養護施設に子供を置いていかざるを得なかった親のほうも、毎日「迎えにいかなきゃ」という想いは頭にあるけれど、時間だけが過ぎてしまう。「何とかしなきゃいけない」と焦るほどどんどん苦しくなっていく親の気持ちもすごくよくわかります。

―子供と親、双方の心境が丁寧に描かれているのですね。

松橋(恵):映画のストーリーで、完全に説明していないところが2ヶ所あるんですよ。一つがCS60です。もう一つが国際映画祭でパンフレットの表紙にもなっている、西村友美さんを挟んで姉弟2人が立っている写真です。実はその場面は映画の中にありません。あえて説明しないことで、「どういうことなんだろう」と観客の想像をかきたてています。物語の終わり方も素晴らしくて、余韻のある終わり方なんですよ。

―曽根さんはマドリード国際映画祭で監督賞を受賞されるだけあって、構成力も素晴らしいのですね。

松橋(直):この映画はぜひみなさんに見ていただきたいですし、「夢を支えるCS60があるあたたかい世界」を感じてほしいです。

*映画『SOMEDAYS』は10月6日より愛知・ミッドランドスクエアシネマ、10月13日より東京・池袋HUMAXシネマズほか全国で順次公開です。ぜひ劇場でご覧ください。

公式サイト
https://www.somedaysmovie.com

上映館
https://www.somedaysmovie.com/general-5

Music:
https://www.youtube.com/watch?v=o_vhb07jHKg
https://www.youtube.com/watch?v=rAoxQJU7MU8

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