今回インタビューしたのは、京都府京都市にある「CS60たまごさんのサロン(鍼灸盛田治療院)」の院長、盛田泰三さんです。はり師・きゅう師免許や、あん摩マッサージ指圧師免許を取得している盛田さんが、CS60をどのように活用されているのか伺いました。
―盛田さんは鍼灸の専門家でいらっしゃるんですよね。鍼灸の資格を取ろうと思ったきっかけは何ですか?
盛田:私の父は、アルコール性の肝炎で10年間の闘病の末に亡くなってるんです。私が高校入学するときには父は倒れて仕事してませんでしたが、その時家中が暗かったのを覚えています。30代半ばまではアルバイトしながらバンド活動をしていましたが、「このままじゃアカン。手に職をつけよう」と決意し鍼灸の学校に行きました。卒業したのはちょうど40歳のときです。
―心機一転のタイミングがあって、鍼灸師を志したのですね。
盛田:ちょうど介護保険法が施行されたころで、ケアマネージャーさんから、在宅で訪問介護を受けている方へのケアを任せられるようになりました。午前中は在宅治療して、午後からは自分の治療院で鍼灸の腕を磨いていくという日々です。
―CS60と出合ったきっかけは何ですか?
盛田:大きなきっかけは新型コロナウイルス感染症です。なかなか新規のお客さんを取るのが難しくなり、色々な勉強を始めました。その一環として、藤原直哉さんが長野県の遠山郷で開催していた勉強会に参加したんです。そのとき偶然青山の本部スタッフさんと出会いました。CS60のことは元々知っていましたが、その人から色々と教えていただいて「自分が求めてる方向でCS60が登場したのは何かのご縁なのかもしれない」と思いました。藤原直哉さんにも背中を押してもらったので「もうやるしかないな」と決めたんです。
―実際にCS60を導入してみていかがですか?
盛田:最初の3ヶ月ぐらいは、鍼灸や他のメソッドをほとんど使わずにCS60の全身施術を試させて頂きました。お客様の中には「鍼灸よりこっちの方がええな」という方もいれば、私の経絡治療をメインにしてCS60は補完的に使って欲しいという方もいらっしゃったので、ご要望に合わせてバランス調整していきました。その結果リピーターの数が増えて忙しくなったのです。
―既存のお客様から好評だったのですね。鍼灸とCS60はどのように組み合わせていますか?
盛田:施術中に何度も脈診を繰り返し体が変化するのを感じ取りながら進めていくのが私の施術スタイルです。CS60と鍼や整体の手技として筋膜リリース、関節調整もしています。
CS60施術の基本を外さないようにしながらも、今まで培ったスキルを組み合わせて、相手に合わせてさじ加減を決めています。
―鍼灸や整体とCS60を組み合わせることにより、提供できるサービスの幅が広がったのですね。お客様の反応はいかがですか?
盛田:長年通われている方で、80歳過ぎのお客様がいらっしゃるのですけれど、月一回必ず鍼灸プラス骨盤矯正をさせてもらっています。加齢とともに骨盤の矯正が難しくなっているということが検査でわかっていたんです。CS60をかけて関節を緩めてから矯正したら、立ち上がったときの姿勢が全然違いました。ご本人も「こんなに体のバランスが取れたのは初めてです」と驚かれていましたね。
―CS60で体をほぐしてから鍼灸や整体のプロセスに入ることで、結果が出やすくなったということですね。
盛田:CS60と組み合わせることで、短期間で喜んで頂ける様になりました。色々な側面で限界を感じたところを突破できています。
―盛田さん自身はCS60をするようになって、どういう変化を感じてますか。
盛田:今までは「自分が治さなくちゃ」と思って肩に力が入っていましたし、お客様に対して「そんな食生活では治りませんよ」という思考になることがありました。CS60に出合ってからは、「細胞の力を信じて自分はこの人を応援するんだ」というふうに心境も変化していったんです。その結果私自身が明るくなって、施術の最中にお客さんから「先生えらい楽しそうになりましたね」と言われるようになりました。
―盛田さん自身もリラックスして、明るくなっていったのですね。最後に盛田さんの今後の夢を教えてください。
盛田:還暦も過ぎて少し体力的に衰えを感じ始める年代なのかもしれませんが、今は施術が楽しくて仕方ありません。自分自身も含めて皆さんが幸せになるというところに向かって、少しでも貢献できたらいいなと願っているところです。
(おわり)