すべての人のウェルネスを願って日本で開発された、ヒーリングシステム CS60

2024/07/04

Newsletter Vol.274

ヨガ講師 須藤亜紀さん

今回お話を伺ったのは、愛知県日進市で、ヨガとCS60のプライベートサロン『Aqui』を運営している須藤亜紀さんです。長年摂食障害や強迫障害に悩んでいた須藤さんが、自分らしく生きられるようになった人生の転機についてインタビューしました。

須藤:私は14歳で摂食障害になって、40代前半ぐらいまでは食べて吐いてを繰り返していたんです。

―全然そんな風に見えません。ヨガ講師という職業がぴったりの健康的な雰囲気です。差し支えなければ摂食障害になったきっかけを教えてください。

須藤:摂食障害が始まったのが中学3年生くらいの時です。
居心地が悪くて、不安だらけでしたね。
感情を表に出せなくて、幼少期から子供らしい子供でいられませんでした。

―言いたいことが言えずに溜まってしまったのですね。

須藤:14歳で拒食症になってすごく痩せて、高校3年生ぐらいから過食症になり、大学卒業の頃から今度は吐くことを覚え過食嘔吐するようになりました。
ずっと食べることが上手にできなくて。今年で49歳なんですけど、40代半ばぐらいまでは頻度の差はあれ食べて吐いてを繰り返していたんですよ。

―割と最近ですよね。ヨガと出会ったことで変わったのでしょうか?

須藤:ヨガとは20代前半くらいに出会ったのですが、本当の意味では楽しめていなかったと思います。
比べないはずのヨガなのに、人と自分を比べてはもっと頑張らないといけないといつも自分に圧をかけ、自分ではない何者かになろうとしていた気がします。
講師になってからは「正しい食事をしなければならない」という強迫観念が強くなったり、「太ってはいけない」「もっと人気のある先生になりたい」と外側ばかりを気にしたりしていました。
自分の体もずっと愛することができなくて。
いろいろなことに目をつむり、心に鎧を着ていました。
―ありのままの自分を受け入れて愛するっていうことがなかなかできなかったんですね。何か変わるきっかけがあったんですか?

須藤:変わったのは人生のどん底にいたタイミングでした。
夫と離婚して、子供と離れて過ごすことになり、生きている意味がわからなくなったんです。
ヨガすら何のためにしているのかわからなくて、何日も泣いて過ごしました。
「もう何もいらない。死にたい」と思っていた時、ふっと「サントーシャ」というヨガの哲学が自分の中に降りてきたんですよ。

―サントーシャとは何ですか?

須藤:サントーシャは「知足(足るを知る)」という意味です。
「私には、今こうして泣ける場所がある」
「外に行こうと思ったら車がある」
「肉体があって、お腹が空いている」
そんなふうに、生きていることや身の周りの全てに感謝の気持ちが湧いてきたんです。今ある幸せに気がつきました。

―全てのことに感謝することで、心が満たされるようになったのですね。

須藤:サントーシャは頭では理解していたんですけど、本当の意味で腑に落ちて「ありがとう」の概念が変わりました。
自分が最悪だと思っていた現実や人間関係にすら「ありがとう」と思えるようになったのです。
感謝はするものではなく、奥深くから湧いてくるものだと知りました。
全てのご縁によって自分は生かされているのですよね。
そしてありがたいご縁をいただき、昨年末から全く新しい土地で再スタートを切ることになりました。

―感謝するようになって、人生が変わり始めたのですね。
CS60と出会ったきっかけは何ですか?

須藤:数年前にぎっくり腰になってから、時々腰が痛くなっていたんです。
パートナーの知り合いがCS60を持っていたので、施術してもらうことになりました。正直何かの器具を使って体をメンテナンスすることには最初抵抗があったんです。
でも施術してもらったら、体の奥にある重いものが取れたような感覚がありました。そこに興味を惹かれて、すぐにFLになろうと思ったんです。
CS60をしている時に感じる痛みって、不思議ですが愛おしく感じ、感謝しています。

―どんなふうに感謝するのですか?

須藤:痛みがあることで初めてそこに意識が向いて、「いつも何も言わずにそこにいて、頑張ってくれていたんだね」と気づきます。
CS60の痛みは細胞が「もっとここに気を遣ってね」「ここに疲れが溜まっているよ」と教えてくれているサインなので、「ありがとう」と心の中で声をかけています。
そうすると体の中に溜まったものが溶けていくような感じがします。

―CS60を通して細胞と対話しているんですね。
最後にこれからの目標があったらぜひ教えてください。

須藤:私は摂食障害を経験して、健康に日々を過ごせることが本当に幸せだと知りました。ですから老若男女みんなに、元気で笑って今日を過ごしてほしいと思っています。
世の中悲しいニュースが多いですが、自分に優しくできていないと人を攻撃したり妬んだりしてしまいます。
誰もがほんとうに自分の心と体を大切にしてあげれば、気持ちにゆとりが生まれて周りの人にも優しくなれると思っています。
その考えが広がっていけば世界が平和になると思うので、YouTubeの動画配信やサロンでの活動を通して頑張っていきたいです。

(おわり)

INDEX