
- 2025/05/01
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Newsletter Vol.317
「出張研修 in 北九州」 イベントレポート
2025年4月20日(木)と21日(金)の二日間、福岡県北九州市の会場で、九州近郊にお住まいのCS60施術者(以下、FL)が一堂に会する「出張研修」が行われました。このイベントは 「地理的な理由で本部研修に参加が難しい方にも、直接学んでいただきたい」「FL同士の繋がりを作りたい」という想いから企画され、今回の研修には延べ60名ほどが参加。CS60を愛用する施術者にとって、さらに学びを深めるための貴重な機会となりました。
研修の前半は「ケーススタディカフェ」と称し、グループに分かれてお互いの課題を持ち寄る時間が中心でした。といっても、堅苦しい会議のようなものではなく、あちこちで笑顔や「それ分かる!」という共感の声が飛び交う、和やかなディスカッションの場です。短時間の施術を行う際の工夫や、来てくださったお客様をリラックスさせるためのちょっとした声かけなど、「あるある」な話題が次々と出てきます。
ある参加者は、「自分では気づかなかったクセを指摘してもらえて助かった。施術の姿勢をほんの少し変えるだけで、お互いに疲れにくいんだと実感した」と嬉しそうに話していました。
ディスカッションの後は、ベッドを使ってお互いに施術を試し合います。たとえば「膝の痛みがある方には膝だけではなく、周辺の○○を緩めるとラクになりやすいよ」「肩甲骨まわりをケアするときは、こう手を添えるとさらに当たりが柔らかいよ」といった具体的なアドバイスが、その場で実践・検証されていくのが大きなポイントです。笑いが起こるほど賑やかな場所もあれば、相手の反応をしっかり観察しながら課題に取り組む、静かな集中モードのグループもありました。何よりも、CS60を通じて「相手に寄り添う」という姿勢は変わらず、大切にされているようでした。
午後になると、実践メインの「ご当地研修」が始まります。CS60開発者の西村光久先生が序盤から登場し、参加者から寄せられた悩みや疑問に応じて施術のデモンストレーションが行われました。
今回は特に「農家の方に多い、ひざを曲げづらいケース」へのアプローチが話題に。西村先生が解説しながら実際の施術をすると、「わずかな角度や支え方を変えるだけで、動きがこんなにスムーズになるんだ」と感嘆の声が上がっていました。
質疑応答の後は、本部スタッフによる「持ち方や骨キワのアプローチ講習」も行われ、「浮肋骨が折れやすいので、ここは優しく当てて」「肩甲骨の裏を狙うときは力任せにせず、相手に呼吸を合わせながら」など、具体的かつ丁寧な指導が繰り返し示されました。
研修の最後には、施術を受けた相手に「良かった部分」「さらにこうするといいかも」という率直な感想を伝える時間が設けられました。お互いにカードを手渡しながら、良かったポイントと改善のヒントを交換し合う姿に、CS60ならではの仲間意識や優しさが感じられます。
「自分が気づかなかった部分を教えてもらえるのは本当に貴重」「このやり方、来週のお客様にも早速試してみたい」といった声が聞こえ、明るい表情で帰路に就く参加者の姿が印象的でした。今回の出張研修を経て、参加者同士の結びつきがさらに強まり、各地のCS60サロンやイベントで活かせるノウハウがたくさん生まれたようです。本部からは「今後もさまざまな地域で出張研修を開催していきたい」との話がありました。
CS60を通して人と人がつながる楽しさや、ちょっとしたコツで施術がぐんと変わる面白さは、こうした場を重ねることで一層深まっていきそうです。すでにCS60をご存じの皆さまも、機会があればぜひ施術者の新しいチャレンジを体験してみてください。
(おわり)
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